サーチスタジオ

開催報告

Research Studio 2021 powered by SPARK BootCamp開催報告(2021年7月9日、10日)

Research Studio 2021選抜プログラムの最初のイベントとして、7月9日(金)、10日(土)の2日間にわたってResearch Studio 2021 BootCampを筑波大学T-CReDO主催でオンライン開催した。

参加チームは選考会で選抜された以下の5チームで、各分野の技術シーズを持つスタートアップもしくはスタートアップ検討チームである。
Syrinx 「失われた声を取り戻すデバイス「Syrinx」の開発」
atDose 「超微量投薬を実現するアットドウスコア」
Medigear 「クスリを使わずナノ微粒子でがんを治す」
ALAN 「在宅症状を可視化するパーキンソン病診断補助アプリの開発」
Restore Vision 「視覚再生遺伝子治療薬開発」

それぞれのピッチに対して、経験豊富な各分野のメンター陣から濃厚なコメントを頂いた。2日間にわたりTarget Product Profileをブラッシュアップし、現状の開発課題を明確化し、また、本体プログラム開始にあたっての目標設定も行い、各チームのフェーズは異なるものの、この2日間だけでも新たな気づきを得ることができた。
オンライン開催も2年目となり、プログラム運営としても習熟しており、深みのあるディスカッションをすることができた。

プログラム1日目は、荒川機構長からの開会挨拶の後に、小栁先生から「Research Studio概要、Boot Campの位置付け」についての説明があり、プレオープンしたResearch Studio特設サイトのお披露目もあった。その後、スタートアップストーリーとしてBiomedical Solutions 代表取締役の正林氏から「クラスⅣ:脳血管血栓除去デバイス”Tron FX”の開発事例」のご発表をいただいた。上市まで至った製品の開発におけるご自身の経験と経験から得られた知見についてのアントレプレナーシップに関する内容であり、参加チームにとっても非常に参考になる内容となっていた。町野先生司会のもと、各チームのシーズ発表(発表10分、Q&A20分)が行われ、各チームはメンター陣からの濃厚なフィードバックが行われた。続いて、町野先生より「グループワークの進め方」の説明のあと、各チームブレイクアウトルームでTarget Product Profileについてのグループワークが行われた。最後に小栁先生からの「翌日の説明・終了挨拶」で1日目のプログラムが終了となった。

プログラム2日目は、スタンフォード大学池野先生からの開会挨拶の後に、町野先生から「2日目の進め方」についての説明があった。各チームブレイクアウトルームでT-CReDO作成の開発課題チェックリストに基づいて、「開発課題の確認」について50分間のグループワークが行われた。その後各チームがメンターからのフィードバックを踏まえて発表準備・課題整理をしてもらっている間に、メンター・チューターはExtraチームシーズ発表(発表10分、Q&A20分)として、株式会社Surg storageからデータサイエンス関連のシーズ発表があり、メンターからのフィードバックをもらった。
2日間にわたるプログラムの成果発表として、各チームからTarget Product Profile(仮)、開発課題、プログラム目標の発表(発表10分、Q&A 20分)が行われた。各チームの状況は様々であるが、この2日間だけでも成長が感じられるチームもあり、またそれぞれのチームが今後の課題を明確にすることができた。
町野先生、古屋先生から「メインプログラムの進め方」、松本先生から閉会挨拶をいただき2日間にわたる全プログラムが終了となった。7/21(水)から選抜プログラムのグループワーク・メンタリングが開始される。

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