概要
アカデミア研究の社会実装、
医療系シーズのスタートアップを育成支援します。
筑波大学では連携大学の協力のもと、2018年から医療系シーズに特化したアクセラレーションプログラムを実施しており、その受講生は会社設立、資金調達、臨床試験開始に向けた非臨床POC取得を達成するなど、一定の成果を上げつつあります。
起業やシーズの実用化を目指す研究者に対し、Research Studioに関わる経験豊富な研究者や先輩起業家、専門家、ベンチャーキャピタル等の協力の下、チューターを配置し、個別のニーズに合わせた指導チームを編成して、指導に当たります。
チームを作って起業を目指してみませんか?
研究者の保有する医療シーズに対する個別相談
- 医薬品
- 医療機器
- 再生医療等製品
- eヘルス
開発計画の策定
- 知財戦略
- 開発戦略
- 非臨床POC
- 標的製品プロファイル
- 保険償還
- 競合分析
事業計画の策定
- ビジネスモデル
- 資金調達
- ピッチトレーニング
- 出口戦略
- 海外展開
- 価格提案
- 保険償還
国際展開
- アメリカ
- ヨーロッパ
- アジア・オセアニア
- アフリカ
- 海外プログラムとの連携 -
参加対象者
シーズ保有者
医療シーズを持ち実用化に向けた開発意欲のある方(国内の大学院生・アカデミア研究者・アカデミアと共同研究を実施する企業研究者・教員等)、特に、起業を検討中あるいは、起業後間もない方が望ましい。
ビジネス経験者
ビジネス経験を持ち、研究者のシーズをもとに起業を検討中の方。
医療または臨床開発経験者
起業に興味がありアカデミアに所属している医療または臨床開発の経験のある方。
3つの特徴
国内外トップリーダーによるメンタリング
非臨床試験、臨床試験、ビジネスモデルや事業計画、海外事業展開等も含め豊富な経験を有するメンターを多数起用し、グループワークを通じて製品・事業開発の要素を徹底的に議論します。
また、各チームには臨床医がチューターとして伴走し、支援いたします。
海外最先端プログラムと連携
Global Pitchの機会提供だけでなく、Stanford大学SPARKやCalifornia大学San Diego校(UCSD)と連携し、海外展開を視野に国際ネットワークの形成も支援しております。
開発計画および事業計画の策定
Boot Camp・グループワーク・メンタリングを通し、医療系スタートアップに必要なTPP (target product profile)、知財戦略、承認・申請、保険償還、各種ビジネスモデル等を学び、ブラッシュアップされた開発計画と出口戦略を見据えた事業計画を構築します。
SPARKとは
基礎医学研究の成果を臨床開発に結びつけ、医薬品をはじめとする医療関連製品へと結びつける研究活動を「トランスレーショナルリサーチ(橋渡し研究)」と呼びます。2006年、SPARKプログラムは基礎研究者、大学院生に向けたトランスレーショナルリサーチのトレーニングプログラムとしてスタンフォード大学医学部のDaria Mochly-Rosen教授によって設立されました。その目的は、研究成果をベンチからベッドサイドへと前進させるために必要な教育とメンターシップを提供することにあります。SPARKは医薬品や診断薬の開発に関する専門的な知識をはじめ、トランスレーショナルな取り組みを支援するための様々な支援を提供しています。
現在、全世界で40以上の研究機関がスタンフォード大学SPARKプログラムの支援を受けて独自のSPARKプログラムを運営しています。2015年にSPARK Global(※)を立ち上げて以来、SPARKパートナーは25のスタートアップを立ち上げ、3,000万ドルの資金調達を受け、10の賞を獲得し、25の臨床試験を開始しています。日本国内でも多くの大学がその理念に共感し、その方法論を取り入れた事業の展開を行っています。
※SPARK Global(URL: https://sparkglobal.io)