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サーチスタジオ

開催報告

【開催報告】UCSD研修(2026年2月9日~13日)

2026年2月、Research Studio GETプログラム参加チームが、米国UCSDでの研修に参加しました。今回渡米したのは、2025年10月の選考会で選ばれた2チームです。

カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)の Institute for the Global Entrepreneur (IGE) との提携を通じ、参加者はピッチのブラッシュアップを行い、パートナー候補とのネットワーキングセッションに参加しました。さらに市場調査、FDA規制対応、資金調達アドバイスなど、米国市場参入の全段階にわたる包括的支援を受けました。

米国における医薬品・医療機器開発では、従来のマインドセットを一新する必要があります。初日は、探索段階から臨床開発品への展開、製造のスケールアップ、リスク管理やタイムライン設定、パートナーシップ構築、そして実行に至るまでのプロセスにおいて何が必要になるのかを掘り下げました。
参加者たちは、UCSDのメンター陣と連携しながら、ピッチデッキを再構築し、米国市場参入に向けた具体的な目標を設定しました。

この日は、市場分析に関する講義が行われました。ベンチャーキャピタル(VC)からの資金調達を念頭に、競争優位性を構築することの重要性が議論されました。また、米国の投資家が用いる意思決定モデルについて、包括的な分析の説明を受けました。
さらに、グローバル製薬業界のキーパーソンと面会し、大手製薬会社がアーリーステージのスタートアップをどのように評価しているか、貴重な情報を得る機会となりました。

米国市場についてより深く理解するため、参加者は米国における病院の経済的インセンティブや保険支払システムについて学びました。自社の革新的製品が既存の保険システム内で適切にカバーされるよう戦略を立てるための重要なインプットとなりました。
また、米国市場参入に向けた準備として、FDA承認取得や臨床試験の実施、製品開発に関する戦略的判断についても専門家からアドバイスを受けました。
さらにネットワーキングセッションも行われ、有意義な交流の時間となりました。

臨床試験は、医療系スタートアップにとって極めて重要なマイルストーンであり、投資判断のための最も有力な指標の一つです。この段階に進むことは、初期段階の検証から、規制上の承認プロセス、有効性、スケーラビリティが焦点となる長期的な医薬品開発プロセスへの移行を意味します。投資家にとっては、議論の焦点が「効果があるかどうか」から「どれだけ速く実用化できるか」へと移ることになります。
プログラムでは、Altman Clinical and Translational Research Instituteの代表者との面談が設定され、協業の可能性について議論しました。その後のネットワーキングの時間帯でも、活発な意見交換、交流が行われました。

最終日、各チームはピッチの機会を得て、投資家から貴重なフィードバックを受けました。すべてのチームは、米国展開の具体的なロードマップをもってプログラムを修了しました。
帰国後は、IGEメンター陣とのポストメンタリングが予定されています。また、IGEはUCSDネットワークを活用して支援を継続することを確認しました。

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【事務局】
筑波大学つくば臨床医学研究開発機構(T-CReDO)
橋渡し研究推進センター
E-mail:TR_info@md.tsukuba.ac.jp